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活動報告 プログラム 2



「自然と文化-農の営みを軸に-」(講義担当 竹田晋也 ASAFAS)





京滋の農山村が抱える問題を学ぶためには、国際的な視野に立って世界の農林業に京滋の農業を位置付けることが必要です。
また、農林業は、生物生産を通じた技術的体系あるいは経済的営為であるだけでなく、「自然と深く関わってきた歴史の所産とし
ての文化」という側面を持ち、その営みを通じて地域の環境形成やその維持にも大きな役割を果たしてきました。国内外の多様なフィールドワークに基づいて、地域の環境や文化の形成・維持に果たしてきた農林業の役割を明らかにしつつ、「農」の営みが持つ現代的な意義と意味を竹田他7名が、世界各国でのフィールドワークをリレー講義することによって明らかにしました。

平成28年(2016)度と29年(2017)度の講義内容を以下に示します。

平成28年(2016)度

1.イントロダクション(竹田晋也)                                        
2.ブータンから京都の農林業と農山村を考える(安藤和雄)
3.農業の歴史に学ぶ(小坂康之)
4.非木材林産物と資源管理(竹田晋也)
5.水田稲作と水域生態系(岩田明久)
6.東南アジアの水産資源とその利用(岩田明久)
7.アジアの水田稲作と「緑の革命」(小坂康之)
8.「常緑の革命」としてのアグロフォレストリー(竹田晋也)
9.アジアの市場から地産地消を考える(小坂康之)
10.ヒマラヤの暮らしの変容(小坂康之)
11.マングローブ林の地域生態史(竹田晋也)
12.コロンブスの交換(小坂康之)
13.自然環境に適応した農のある暮らしの再評価(安藤和雄)
14.人類世と生存学(竹田晋也)
15.期末試験:各担当教員が1題ずつ出題する問題の中から2つを選び、論述形式で回答する試験を実施した。

平成29年(2017)度

第一部 生存を支える農の営み
1.イントロダクション(竹田晋也)
2.人類進化における食と自然(古澤拓郎)
第二部 文化としての水田耕作
3.アジアの水田稲作と「緑の革命」(小坂康之)
4.水田稲作と水域生態系(岩田明久)
5.東南アジアの水産資源とその利用(岩田明久)
6.アジアの市場から地産地消を考える(小坂康之)
第三部 森が育む文化
7.ブータンから京都の農林業と農山村を考える(安藤和雄)
8.非木材林産物と資源管理(竹田晋也)
9.ヒマラヤの暮らしの変容(小坂康之)
第四部 農と食の多様性
10.コロンブスの交換(小坂康之)
11.飢餓と災害を乗り越える自然知(古澤拓郎)
12.熱帯島嶼部の暮らしと環境問題(古澤拓郎)
13..自然環境に適応した農のある暮らしの再評価(安藤和雄)
14.アジアの食文化グローバリゼーション(古澤拓郎)
15.期末試験:各担当教員が1題ずつ出題する問題の中から2つを選び、論述形式で回答する試験を実施した。





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